
星野リゾートは2026年10月13日、温泉旅館ブランド「界」の新施設「界 蔵王」を、山形県山形市の蔵王温泉に10月15日に開業すると発表しました。星野リゾートとして山形県への初めての進出で、界ブランドとしては26施設目になります。
コンセプトは「御釜で整う、温泉スパイラル」。強い酸性で知られる蔵王温泉の湯を起点に、サウナや外気浴を経て、蔵王の火口湖「御釜」をイメージした屋上のジェットバスへ上っていく滞在を提案しています。冬のスキーだけでなく、一年を通して過ごせる宿として計画されました。
源泉の濃さを3段階に分けた大浴場
大浴場の特徴は、源泉の濃さを3段階に分けている点です。発表によると、最初と仕上げに入る「0の湯」、源泉を50%に薄めた「50の湯」、源泉100%かけ流しの「100の湯」を用意し、刺激の強い湯にも段階を追って慣れていけるようにしています。泉質は酸性・含硫黄・含鉄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉です。
入浴の後は、サウナ、山並みを望む水風呂、内気浴スペースへと続きます。強酸性の湯は肌への刺激を感じやすいため、発表が示す順番どおり、薄い湯から少しずつ試すのが無理のない入り方といえそうです。
最上階は「御釜」をイメージしたジェットバス
入浴の締めくくりは最上階のウェルネスエリアです。ルーフトップガーデンには、蔵王を象徴する風景「御釜」をイメージしたジェットバスがあり、周囲360度に山並みが広がります。発表では、夕景や雲海が見られる様子も写真で紹介されています。
なお、付帯施設として挙げられているのは大浴場、湯上がり処、サウナ、水風呂、内気浴スペース、ラウンジ、ルーフトップガーデンなどで、エステやボディトリートメントの施術室は今回の発表には記載がありません。スパトリートメントを受けたい場合は、近隣の宿のスパと組み合わせる必要があります。
正14角形のタワーと「くれないモダンの間」
建物は、周囲の景色を360度受け止める正14角形のタワー建築です。基本構想・基本設計と全体のデザイン監修は建築家の神谷修平氏(カミヤアーキテクツ)が手がけました。1階のエントランスから客室、湯小屋、最上階へと上るにつれて景色が移り変わる構成で、山岳信仰の山を登る物語を重ねています。
客室は全49室。建物の形から台形の客室になり、部屋ごとに方角や高さが異なります。ご当地部屋「くれないモダンの間」には天童木工のローテーブルや、紅花の花びらをすき込んだ和紙のランプシェードなど、山形の職人の手しごとを取り入れます。露天風呂付きの洋室もあります。夕食は紅花商人のもてなしと精進料理の発想を取り入れた「べにばな山彩会席」で、メインは鴨と5種のきのこの「月山鍋」です。ご当地楽は、紅花茶を味わいながらガラスペンで俳句をしたためる「こころに紅をさす時間」です。
料金・アクセスと旅程のヒント
料金は1名31,000円から(2名1室利用時、税込、夕朝食付)。予約は界予約センター(050-3134-8092)か公式サイトで受け付けています。所在地は山形県山形市蔵王温泉903番地2で、JR山形駅から車で約40分、山形空港から車で約45分です。館内にはスキー乾燥室もあり、冬はスキーと組み合わせた滞在もできます。
スパトリでは、山形県内のスパとして、かみのやま温泉・名月荘のボディサロン「natural hand」や、天童温泉・滝の湯のリラクゼーションサロン「BENIKA(紅香)」を掲載しています。蔵王連峰の宮城県側、遠刈田温泉の竹泉荘「spa botanica」とあわせて、温泉とトリートメントを組み合わせた東北の旅程を考えるのもよさそうです。
- 施設名
- 界 蔵王(星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」、26施設目)
- 開業日
- 2026年10月15日
- 客室
- 全49室(ご当地部屋「くれないモダンの間」、露天風呂付き洋室など)
- 入浴施設
- 大浴場(0の湯・50の湯・100の湯)、サウナ、水風呂、内気浴スペース、ルーフトップガーデン(ジェットバス)。施術室の記載なし
- 料金
- 31,000円〜(2名1室利用時1名あたり、税込、夕朝食付)
- 所在地・アクセス
- 山形県山形市蔵王温泉903番地2/JR山形駅から車で約40分、山形空港から車で約45分
- 予約
- 界予約センター 050-3134-8092、公式サイト
公式発表・出典
星野リゾート 公式プレスリリース(PR TIMES)(外部サイト)
公式情報確認日:2026-10-14


