スウェディッシュマッサージのイメージ
Photo: THLT LCX / Unsplash
発祥
19世紀のヨーロッパ(スウェーデン・オランダ)
主な手技
なでる・揉む・こする・たたく・揺らすの5つ
圧の強さ
軽め〜中程度(調整可)
使うもの
マッサージオイル
服装
紙ショーツなど。施術部位以外はタオルで覆う
時間の目安
60〜90分

スウェディッシュマッサージとは

スウェディッシュマッサージは、オイルを使って手のひらや指で体をなでる・揉む・軽くたたくといった基本の手技を組み合わせる、西洋式のボディマッサージです。世界のホテルスパで最も一般的なメニューのひとつで、「クラシックマッサージ」「リラクゼーションマッサージ」と呼ばれることもあります。

心臓に向かって長くなでるストロークが中心で、圧は軽めから中程度が基本。強く押し込むというより、体全体をゆったりほぐしていく施術です。多くのスパでは、アロマテラピーやディープティシューなど、ほかのオイルトリートメントの土台になっています。

発祥と歴史

名前の由来とされるのは、19世紀初めのスウェーデンで体操と運動療法の体系をつくったペール・ヘンリック・リングです。ただし、現在のスウェディッシュマッサージの手技と用語を整理したのは、同じ19世紀にオランダで活動した医師ヨハン・ゲオルク・メツガーだとする見方が一般的です。

英語圏ではこの手法が「スウェディッシュマッサージ」として広まりましたが、スウェーデンを含むヨーロッパでは「クラシックマッサージ」と呼ばれることが多く、名前と実際の成り立ちは少しずれています。

施術の流れと受け心地

カウンセリングで気になる部位や圧の好みを伝えたあと、紙ショーツなどに着替えてベッドにうつ伏せになります。施術しない部分はタオルで覆われ、背中、脚、腕、首から肩の順にオイルを使ってほぐしていくのが一般的な流れです。

手技は大きく5つに分けられます。

  • 軽擦(エフルラージュ):手のひらで長くなでるストローク。施術の始まりと終わりに多く使われます。
  • 揉捏(ペトリサージュ):筋肉をつかんで揉みほぐす手技。
  • 強擦(フリクション):指先で小さな円を描き、こわばった部分をほぐします。
  • 叩打(タポートメント):手の側面などでリズミカルに軽くたたく手技。
  • 振戦(バイブレーション):手で細かく揺らす手技。

受け心地は、なめらかで穏やか。オイルで手が途切れずに動くため、眠ってしまう人も少なくありません。

こんな人・こんな旅に

  • ホテルスパが初めてで、まず定番のボディトリートメントを受けてみたい人
  • 強い圧は苦手で、全身をやさしくほぐしてほしい人
  • 長時間のフライトや移動のあと、到着日にゆったり過ごしたい人
  • 旅先のスパで、その土地のメニューと受け比べる「基準」を持っておきたい人

ほかの施術との違い

同じオイルを使う施術でも、ディープティシューは筋肉の深い層までゆっくり圧をかけるため、スウェディッシュより強めです。アロマテラピーは、スウェディッシュに近い手技に精油の香りを組み合わせたものと考えるとわかりやすいでしょう。

服を着たまま受けるタイ古式マッサージや、腕や肘まで使って流れるように動くロミロミとは、手技も受け心地も大きく異なります。

受ける前に知っておきたいこと

  • 圧の強さは途中でも変えてもらえます。痛い・物足りないと感じたら遠慮なく伝えましょう。
  • 妊娠中の方、持病のある方、けがや皮膚のトラブルがある方は、予約時にスパへ相談してください。受けられない場合や、専用メニューを案内される場合があります。
  • オイルアレルギーや香りの好みがあれば、カウンセリングで伝えると別のオイルに替えてもらえることがあります。
  • 飲酒後や満腹時の施術は避け、施術後は水分をとってゆっくり過ごすのがおすすめです。

よくある質問

スウェディッシュマッサージは痛いですか?
基本は軽めから中程度の圧で、痛みを感じるほど強く押す施術ではありません。しっかりした圧が好みなら、ディープティシューを選ぶか、スウェディッシュのまま強めを希望する方法があります。
何分のメニューを選べばいいですか?
全身を受けるなら60分が基本です。背中や脚を重点的にほぐしたい場合や、ゆっくり過ごしたい場合は90分を選ぶと余裕があります。
アロマテラピーとどちらを選べばいいですか?
香りも楽しみたいならアロマテラピー、香りを控えめにして手技そのものを味わいたいならスウェディッシュがおすすめです。スパによっては、スウェディッシュでも精油を選べます。

スウェディッシュマッサージが受けられるスパ

スパトリ掲載施設のうち、メニューにスウェディッシュマッサージがある36施設を、地域別に紹介します。国内は5施設、海外は31施設です。

国内スパの60分メニュー19,800円〜27,000円中央値 25,000円・5メニュー

日本5施設

アジア8施設

ヨーロッパ10施設

中東・アフリカ4施設

アメリカ・カナダ・ハワイ6施設

中南米・カリブ3施設

各施設ページで確認したメニュー名から自動で集計しています(2026-09-23時点)。料金は施設の表記どおりで、税・サービス料の扱いは施設ごとに異なります。最新の内容は予約前に公式情報でご確認ください。

参考にした資料

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本ページは施術の一般的な特徴を紹介するもので、医療上の効果を示すものではありません。体調に不安がある方は、予約前にスパや医師にご相談ください。