アロマテラピーのイメージ
Photo: alan caishan / Unsplash
発祥
20世紀前半のフランス(名称の誕生)
主な手技
なでる・さするなどの長いストローク
圧の強さ
軽め〜中程度(調整可)
使うもの
精油をキャリアオイルで薄めたもの
服装
紙ショーツなど。施術部位以外はタオルで覆う
時間の目安
60〜90分

アロマテラピーとは

アロマテラピー(Aromatherapy)は、植物から抽出した精油(エッセンシャルオイル)の香りを取り入れる手法の総称です。ホテルスパでは、精油をキャリアオイル(植物油)で薄めたオイルを使って全身をほぐす「アロマテラピーマッサージ」を指すことがほとんどで、オイルトリートメントの定番メニューになっています。

手技はスウェディッシュに近い、なでる・さする動きが中心で、圧は軽めから中程度。施術のあいだ中、選んだ香りに包まれるのが最大の特徴で、香りと手技の両方でゆったりと過ごしたい人に向いています。

発祥と歴史

香りのよい植物や油を体に使う習慣は、古代エジプトや聖書の時代の香油と結びつけて語られることがありますが、それらを現在のアロマテラピーの直接の起源と見るかどうかには諸説あります。

「アロマテラピー」という言葉をつくったのは、フランスの化学者で調香師のルネ・ガットフォセとされ、1937年に同名の本を出版しました。その後、フランスの医師ジャン・ヴァルネの著書などを通じて関心が広がり、イギリスやアメリカでも知られるようになったとされます。

施術の流れと受け心地

多くのスパでは、はじめに数種類の精油やブレンドオイルの香りを試し、その日の気分に合うものを選びます。「リラックス」「リフレッシュ」など目的別のブレンドが用意されていることもあります。

  • 香り選び:小瓶やムエットで香りを確かめ、好きなものを1〜2種類選びます。
  • 着替え:紙ショーツなどに着替え、うつ伏せでベッドへ。施術しない部分はタオルで覆われます。
  • オイルトリートメント:背中、脚、腕、首から肩、デコルテなどを、長いストロークでゆったりほぐします。
  • 仕上げ:頭や顔まわりを軽く整えて終わるメニューもあります。

強く押すというより、香りと一定のリズムの手技で呼吸がゆっくりになっていく感覚で、途中で眠ってしまう人も多い施術です。

香りは、ラベンダーのような落ち着いた系統、ユーカリやミントのようなすっきりした系統、柑橘系、花の香りなどが定番です。旅先のスパでは、その土地の植物を使ったオリジナルのブレンドが用意されていることも多く、香りそのものが旅の記憶として残るのもアロマテラピーならではの楽しみです。

こんな人・こんな旅に

  • 香りが好きで、スパの時間をより心地よく過ごしたい人
  • 強い圧は苦手で、全身をやさしくほぐしてほしい人
  • 移動や観光で気が張った日の夜に、ゆっくり眠る準備をしたい人
  • 旅先ならではの植物やブレンドの香りを楽しみたい人

ほかの施術との違い

手技の土台はスウェディッシュマッサージに近く、そこに精油の香りを組み合わせたものと考えるとわかりやすいでしょう。もっとしっかりした圧が好みなら、筋肉の深い層までほぐすディープティシューマッサージが向いています。

同じくオイルと植物の力を取り入れる施術でも、インド伝統医学の考え方にもとづくアーユルヴェーダは、体質に合わせてオイルを選ぶなど、考え方も手技も異なります。

受ける前に知っておきたいこと

  • 苦手な香りや、香りが強すぎると感じるときは遠慮なく伝えましょう。ブレンドを変えたり、香りを控えめにしてもらえたりします。
  • 精油の中には、妊娠中や特定の持病がある場合に避けたほうがよいとされるものがあります。妊娠中の方、持病のある方、服薬中の方は、予約時にスパへ相談してください。
  • 肌が敏感な方、植物やナッツ由来のオイルにアレルギーがある方は、カウンセリングで必ず伝えてください。
  • 柑橘系の精油の中には、塗ったあとに強い日差しを避けたほうがよいとされるものがあります。屋外に出る予定があれば確認しておくと安心です。

よくある質問

アロマテラピーマッサージは痛いですか?
基本は軽めから中程度の圧で、痛みを感じるような施術ではありません。もう少し強めがよければ、途中でも調整してもらえます。
香りはどうやって選べばいいですか?
スパで実際に香りを試し、そのとき「いいな」と感じるものを選ぶのがいちばんです。迷ったら、落ち着きたいのか気分を切り替えたいのかをセラピストに伝えると、合うブレンドを提案してもらえます。
施術のあと、すぐにシャワーを浴びてもいいですか?
スパによって案内は異なりますが、オイルと香りをしばらく肌になじませるため、少し時間をおいてから浴びるよう勧められることが多いです。べたつきが気になるときは、タオルで軽く拭き取ってもらうこともできます。

アロマテラピーが受けられるスパ

スパトリ掲載施設のうち、メニューにアロマテラピーがある122施設を、地域別に紹介します。国内は56施設、海外は66施設です。

国内スパの60分メニュー9,000円〜40,000円中央値 20,565円・44メニュー

日本56施設

アジア33施設

ヨーロッパ14施設

中東・アフリカ9施設

アメリカ・カナダ・ハワイ9施設

中南米・カリブ1施設

各施設ページで確認したメニュー名から自動で集計しています(2026-09-23時点)。料金は施設の表記どおりで、税・サービス料の扱いは施設ごとに異なります。最新の内容は予約前に公式情報でご確認ください。

参考にした資料

公開日: 内容確認日:

本ページは施術の一般的な特徴を紹介するもので、医療上の効果を示すものではありません。体調に不安がある方は、予約前にスパや医師にご相談ください。