
「湯治(とうじ)」と聞くと、山あいの古い宿に何週間もこもるイメージがあるかもしれません。いまは2〜3泊のプチ湯治や、温泉旅館での連泊、ホテルスパと組み合わせる滞在など、湯治の形はぐっと広がっています。
この記事では、湯治の意味と歴史、現代の湯治の種類、入り方のコツと注意点、湯治宿の選び方をまとめたうえで、自炊のできる昔ながらの湯治宿から、スパのある高級な温泉宿まで国内12施設を紹介します。施設の内容は2026年10月28日に各公式サイトで確認しました。
先に結論:湯治は、温泉地に滞在して湯に入り、体と心を休める日本の伝統的な過ごし方です。昔は7日を「一廻り(ひとまわり)」と数えて長く滞在しましたが、環境省は温泉に加えて地域の自然や食、文化も楽しむ現代向けの過ごし方を「新・湯治」として提案しています。初めてなら、連泊プランや一人旅プランのある宿で2〜3泊から試すと始めやすくなります。
- 湯治とは
- 温泉地に滞在し、湯に入りながら体と心を休める過ごし方
- 昔の滞在の単位
- 7日で「一廻り」。三廻り(21日)が目安とされた時代も
- 現代の湯治
- 自炊湯治・旅館での連泊・プチ湯治・スパと組み合わせる湯治
- この記事の施設
- 国内12施設(北海道〜熊本)
- 確認時点
- 2026年10月28日(各公式サイト)
目次
湯治とは?意味と言葉の由来
湯治は、温泉地にしばらく滞在し、湯に入ることを通じて体を休め、元気を取り戻そうとする過ごし方です。国立国会図書館の解説では、温泉地はもともと湯治をする場所であり、湯治とは温泉に入ることを通じて病気の治療や健康の回復を図ることだと説明されています。
いまの湯治は、病気の療養に限らず、日々の疲れを抜くために温泉地でゆっくり過ごす旅としても使われています。観光地を次々にめぐる旅行と違い、同じ宿に泊まって一日に何度か湯に入り、食べて、眠って、散歩をする。その単調なリズムそのものが湯治の楽しみです。
温泉そのものについては、スパ用語辞典「温泉」でも解説しています。
出典:国立国会図書館「本の万華鏡 第23回 本から広がる温泉の世界 第1章 湯治場としての温泉」
湯治の歴史:一廻り7日から「一夜湯治」まで
日本の温泉利用は、記録に残るだけでも約1300年前までさかのぼります。『日本書紀』には、7世紀に天皇や皇族が「伊豫温湯(いよのゆ、現在の道後温泉)」や「紀温湯(きのゆ、現在の白浜温泉)」へ出かけた記事があり、長い期間の滞在だったことから湯治が目的だったとされています。
湯治は公家や僧侶、武家へと広がり、滞在の長さや入浴の作法もおおむね決まっていきました。国立国会図書館の解説によると、中世にはすでに7日間を「一廻り」と数えて最小単位とし、少なくとも「三廻り(21日間)」は湯治をするべきだと考えられていました。室町時代の有馬温泉には、湯治の心得を記した「湯治養生表目」が掲げられていた記録もあります。
江戸時代になると、都市に住む庶民にも温泉が広まり、温泉の案内書も多く出版されました。箱根では湯本・塔ノ沢・宮ノ下など7つの温泉をめぐる「七湯巡り」が評判になります。江戸時代後期には、伊勢参りの途中に立ち寄るような短い滞在の旅人が増え、文化2(1805)年には一晩だけ泊まる「一夜湯治」が事実上認められました。長く滞在することが前提だった湯治が、短い旅としても楽しまれるようになったのです。
なお、一廻りの日数は温泉地によっても違います。青森の酸ヶ湯温泉旅館は「3日1廻りで3廻り」、湯治の日数の目安を10日ほどと案内しています。
出典:国立国会図書館「第1章 湯治場としての温泉」 / 酸ヶ湯温泉旅館「温泉・施設情報」
環境省の「新・湯治」とは
環境省は、現代の暮らしに合った温泉地の過ごし方として「新・湯治」を進めています。環境省の公式ページでは、新・湯治を「平成29年7月に『自然等の地域資源を活かした温泉地の活性化に関する有識者会議』により提言された、現代のライフスタイルにあった温泉地の過ごし方の提案」と説明しています。
ねらいは、温泉に入るだけでなく、温泉地のまわりの自然や歴史・文化、食を多くの人が楽しみ、温泉地に滞在することで心身ともにリフレッシュすること。そして、人が訪れることで温泉地そのものににぎわいを生み出すことです。官民で取り組む「チーム 新・湯治」には、温泉地や団体、企業、自治体などが参加し、セミナーやネットワークづくりが行われています。
環境省が温泉法にもとづいて指定する「国民保養温泉地」も、新・湯治を進める中心的な場所とされています。1954(昭和29)年から指定が始まり、令和4年10月時点で全国79か所。この記事で紹介する酸ヶ湯温泉は、その第1号に指定された温泉地です。
出典:環境省「新・湯治の推進」 / 環境省「チーム 新・湯治」 / 環境省「国民保養温泉地」
現代の湯治の種類
いまの湯治は、滞在の長さと、食事や宿のスタイルでおおまかに4つに分けられます。
| 種類 | 滞在の目安 | 過ごし方 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 昔ながらの自炊湯治 | 1週間〜 | 素泊まりの湯治棟に泊まり、共同の炊事場で食事をつくる | 費用を抑えて長く滞在したい人 |
| 温泉旅館での連泊 | 3泊〜 | 連泊プランで食事付きの旅館に泊まり、湯めぐりと休養に専念する | 食事の支度をせずに休みたい人 |
| プチ湯治 | 1〜3泊 | 週末や連休に、湯に入る回数を増やして宿でゆっくり過ごす | 長い休みが取りにくい人 |
| スパと組み合わせる湯治 | 1〜2泊 | 温泉に入ったあと、宿のスパでトリートメントを受ける | ご褒美の旅にしたい人 |
温泉地の宿でヨガや瞑想、食事のプログラムに参加する滞在は、リトリートとも重なります。温泉を中心に休むなら湯治、プログラムを中心に過ごすならリトリート、と考えると選びやすくなります。
湯治の過ごし方と入り方のコツ
湯治でいちばん大切なのは、無理をしないことです。環境省が日本温泉気候物理医学会の監修で作成した「あんしん・あんぜんな温泉利用のいろは」をもとに、入り方の基本をまとめます。
入浴の回数と時間は少なめから
環境省の資料では、慣れるまでは1回3〜10分ほどを1日1〜2回、慣れてきたら15〜20分ほどを1日2〜3回が目安とされています。初日から何度も長湯をするより、少しずつ回数を増やすほうが体への負担は少なくなります。入る前には手足からかけ湯をして、体を湯の温度に慣らしましょう。
水分をとり、入浴の前後は休む
入浴の前後には水分をとります。食事の直前・直後や飲酒後の入浴、過度に疲れているときや運動のあと30分間の入浴は控えるよう案内されています。湯から上がったら、部屋で横になったり、湯上がり処で休んだりする時間も湯治のうちです。
湯あたりに気をつける
環境省の資料では、温泉に通いはじめておおむね3日〜1週間前後に、気分が悪い、眠れないといった「湯あたり」の症状や、皮膚の炎症が出ることがあると説明されています。そのようなときは入浴をやめるか回数を減らし、回復を待ちます。酸性泉や硫黄泉は刺激が強いとされ、肌の弱い人は上がる前にシャワーで流すとよいでしょう。
持病のある人・妊娠中の人は先に相談を
高血圧や心臓の病気がある人、持病で通院している人、妊娠中の人は、出かける前に医師に相談し、宿や施設にも伝えておきましょう。宿のエステやスパでも、妊娠中や飲酒後は施術を受けられない場合があります。高齢の人や子どもは、一人きりで入浴しないことも大切です。
湯に入る以外の時間も楽しむ
新・湯治の考え方のとおり、温泉地の散歩や土地の食事、地元の人との会話も湯治の一部です。予定を詰め込まず、朝の湯、昼寝、夕方の散歩、夜の湯と、一日をゆっくり区切ってみてください。
出典:環境省「あんしん・あんぜんな温泉利用のいろは」(PDF)
湯治宿の選び方
- 連泊プラン・湯治プランがあるか:三朝館の「連泊湯治プラン」や大沢温泉 湯治屋の「湯治プラン」のように、長く泊まる人向けのプランを公式に出している宿は、連泊中の過ごし方も相談しやすくなります。
- 自炊ができるか:酸ヶ湯温泉旅館の湯治棟や大沢温泉の自炊部 湯治屋には共同の炊事場があります。食材は持ち込みや売店で用意します。
- 泉質:草津や酸ヶ湯のような酸性の湯、箱根湯本のような弱アルカリ性の湯など、肌あたりは泉質で変わります。初めてなら刺激のおだやかな湯から試すのもひとつの方法です。
- 食事:連泊すると、毎日同じ献立では飽きることも。日替わりの献立や、素泊まりと食事処を組み合わせられる宿だと続けやすくなります。
- 一人で泊まれるか:湯治は一人旅とも相性のよい旅です。一人旅プランや1名分の料金を公式に出している宿を選ぶと安心です。
- 費用の目安:自炊の湯治宿なら1泊数千円から(寝具やアメニティは別料金のことも)、食事付きの温泉旅館なら1泊1名2〜4万円台、スパのある宿ではさらに施術料金がかかります。宿泊料金とは別に入湯税がかかる温泉地もあります。
自炊もできる昔ながらの湯治宿
ここで紹介する2軒は、スパトリには施設ページがない宿です。内容は各公式サイトで確認しました。
青森・八甲田:酸ヶ湯温泉旅館
八甲田連峰の西麓、標高約900mにある一軒宿です。公式サイトによると温泉の発見は1684(貞享元)年で、江戸時代から湯治客が多く訪れてきました。1954(昭和29)年には国民保養温泉地の第1号に指定されています。
名物は総ヒバ造りで160畳の広さがある混浴の大浴場「ヒバ千人風呂」。男女別の小浴場「玉の湯」もあります。泉質は酸性硫黄泉(含石膏、酸性硫化水素泉)と表記されています。
湯治棟(2号館・3号館・5号館・6号館)は長期滞在向けの簡素な和室で、洗面所とトイレは共同。自炊する人は近くの炊事場を使え、鍋やおたま、食器は無料で借りられます(箸・包丁・まな板は持参)。料金と一人での宿泊の可否は、公式の予約ページで確認してください。
公式サイト:酸ヶ湯温泉旅館
岩手・花巻:大沢温泉 自炊部 湯治屋
花巻市の豊沢川沿いにある大沢温泉の自炊部「湯治屋」は、200年前の建物を使う湯治宿です。公式サイトでは「賢治ゆかりの自炊部」と紹介されています。泉質はアルカリ単純泉(51.3℃)です。
食事は付かない素泊まりが基本で、共同の炊事場にはコイン式のガス(10円で7〜8分)や電子レンジ、鍋や食器があります。ご飯(1合200円)やみそ汁は炊き出しコーナーで頼め、館内の食事処「やはぎ」も使えます。
室料は1室1名で4,080〜5,630円(お一人様分・税込、入湯税は別)。寝具や浴衣、こたつなどは1日ごとの貸出料金がかかる昔ながらの方式です。公式サイトには「湯治プラン スタンダード」(お一人様4,400円〜)などのプランも載っています。
公式サイト:大沢温泉 自炊部 湯治屋
湯治の歴史を受け継ぐ温泉旅館
北海道・登別:第一滝本館
登別温泉の地獄谷を望む温泉旅館です。公式サイトの歴史によると、江戸の大工職人だった滝本金蔵が、妻の湯治のために建てたささやかな湯小屋がはじまりです。

1500坪の大浴場専用棟には、硫黄泉・食塩泉・酸性緑ばん泉・重曹泉・芒硝泉の5つの泉質を源泉かけ流しで引き、男女合わせて35の浴槽があります。泉質ごとに湯船を替えながら入れるので、連泊しても湯めぐりに飽きません。公式のお知らせでは、2026年7月3日のチェックイン分から、連泊中の客室清掃を3日に1回に変えたと案内されています。館内にはエステルーム「ラ・セレヴィス」(15:30〜23:00)もあります。
2027年4月5日〜15日は点検のため全館休業の予定です。
兵庫・有馬温泉:有馬温泉 兵衛向陽閣
日本三古湯のひとつ、有馬温泉で創業七百年と案内される旅館です。公式サイトでは、豊臣秀吉が9回も湯治に訪れたと紹介されています。

湯は鉄分と塩分を多く含む「金泉」で、泉質は含鉄・ナトリウム-塩化物強塩高温泉と表記されています。男女日替わりの「一の湯」「二の湯」のほか、9階の庭園には昔懐かしい「湯治場風」の大浴場「三の湯」があり、ガラス戸を開けると半露天風呂になります。三の湯棟には女性限定のセラピールーム HANAもあり、入浴とあわせてアロマやフェイシャルを受けられます。
鳥取・三朝温泉:三朝温泉 三朝館
開湯850年以上とされる三朝温泉の旅館です。三朝温泉はラドンを多く含む放射能泉で知られ、公式サイトでは「三たび朝を迎えると元気になるとされています」と紹介されています。三朝館の自家源泉は含放射能-ナトリウム-塩化物泉で、千坪の日本庭園風呂や飲泉所があります。

公式サイトでは、温泉を楽しみながら健康を見つめなおす「現代湯治」を紹介し、宿泊プランには「湯治・一人旅プラン」の区分があります。連泊湯治プランでは、東郷湖のシジミを使った会席が用意され、お品書きは日ごとに変わります。館内には三朝温泉の入浴アドバイザー「ラヂムリエ」が複数在籍し、入り方を相談できます。館内1階のバリエステ&ホテルスパ Apprici(15:00〜23:00)も利用できます。
熊本・湯の鶴温泉:湯の鶴迎賓館 鶴の屋
水俣市の山あいにある湯の鶴温泉の宿です。公式サイトでは、この地を「七〇〇年続く湯治宿場」と紹介しています。館内には檜の温泉風呂があり、よもぎ蒸しも自由に使え、湯札をもらえば提携の温泉施設にも入れます。

宿泊料金は1泊2食付きで1名43,500円(2名なら1人42,500円)と、一人で泊まる料金が公式に示されています。宿泊は中学生以上で、水曜日が定休日です。館内のトータルケアサロンは、宿泊予約の2週間前までに申し込むオーダーメイドの施術です。泉質は公式サイトに記載がありません。
連泊・プチ湯治がしやすい宿
群馬・草津温泉:草津温泉 Hotel KurBio(ホテル クアビオ)
草津温泉の標高1200m、国有林に囲まれた全11室のホテルです。公式サイトでは「ひとりでも利用しやすいホテル」と紹介され、草津を昔から多くの人が湯治場として訪れた湯として、「プチ湯治のススメ」も載せています。温泉は万代鉱源泉の100%かけ流しで、泉質は酸性低張性高温泉と表記されています。

宿泊プランには、2泊3日の「クアビオリトリート」や、5泊〜8泊の「気軽にひとり旅 1weekファスティング(断食)プラン」があり、連泊プランの相談にも応じると案内されています。一人旅割引キャンペーンもあり、ファスティングプランのデラックスルームは通常1泊1名43,600円の料金例が出ています。食事を控えるプランは、体調に不安があれば事前に相談しましょう。
群馬・草津温泉:草津温泉 湯宿 季の庭
共立リゾートの温泉宿で、姉妹館「お宿 木の葉」と共用の大浴場に2つの源泉と23の湯船があります。湯治処「古の湯」は、源泉「湯川の湯」を熱湯とぬる湯の内湯や樽風呂などで楽しめる、草津の湯治場の風情を残した湯処です。大湯処「季の湯」は源泉「わたの湯」を引き、露天風呂や岩盤浴、サウナもそろいます。

泉質はどちらも酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉(わたの湯はpH2.1、湯川の湯はpH2.3)。大浴場は24時間(清掃時間を除く)入れ、3つの貸切露天風呂は予約不要・無料です。夜は館内の「THE SPA by BARAKA」(15:00〜24:00)で施術を受けられます。連泊や一人旅のプランは公式の予約画面で確認してください。
神奈川・箱根湯本:箱根湯本温泉 ホテルおかだ
湯坂山のふもとに5本の自家源泉を持つ温泉ホテルです。泉質は弱アルカリ性単純温泉で、公式サイトでは肌にやさしく長時間でもゆっくり浸かれる湯と紹介されています。8階の露天風呂と大浴場のほか、徒歩3分の日帰り温泉施設「湯の里おかだ」も宿泊者は滞在中無料で使えます。連泊する人は、貸切風呂を翌日の11:00〜15:00にも利用できます。

2階のエステルーム「とうじセラピー ゆるりと」は、江戸時代後期に湯本で広まった「一夜湯治」をテーマに、入浴とトリートメントを組み合わせるメニューを組んでいます。湯治トリートメントは60分13,500円(税込)で、受付は23:00まで。予約できるのはおかだグループの施設を利用する人です。
神奈川・箱根湯本:箱根湯本のホテル はつはな
箱根湯本の須雲川エリアにある、弱アルカリ性の温泉を引くホテルです。館内5階のリラクゼーション「まほろみ」のほか、温泉露天風呂付きの客室で入浴を済ませ、そのまま部屋で施術を受ける「おこもり湯治プラン」があります。膝下と足つぼのフットゾーン40分15,000円、背面・足・頭をケアするボディゾーン60分20,000円(いずれも税込)です。

2026年11月30日までは、樹木系のアロマを使う季節限定の「秋の一夜湯治」(90分30,000円)も用意されています。部屋から出ずに湯と施術を往復する、一泊のプチ湯治に向いた宿です。
高級湯治:スパと組み合わせる宿
神奈川・箱根塔ノ沢:金乃竹 塔ノ澤
箱根・塔ノ沢の森の中にある宿です。古民家を改装した離れのスパ「The Moon Spa」には、日本に古くから伝わる湯治の考え方に着想を得たという「ZEN TOJI」があります。

選んだ生薬やハーブを浮かべた薬湯で体を温め、季節の一皿でひと息ついたあと、ボディトリートメントと温泉フェイシャルへと続く180分のコースで、料金は1名60,000円、2名110,000円。予約は3日前までです。トリートメントは16歳以上が対象です。
静岡・熱海伊豆山:熱海・伊豆山 佳ら久
熱海の伊豆山にある宿です。館内の「Izusan Spa AIOI」は、伊豆山の走り湯や大楠の恵みと、木・火・土・金・水の五行思想を取り入れた「現代の湯治」をうたい、ハーブテントや富士山の溶岩プレートを使うスパジャーニーを用意しています。

泉質はカルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉(加温・加水あり)。展望露天風呂や足湯、湯上がりサロンがあり、スパは14:00〜22:30(最終受付21:00)、一人での利用は16歳以上です。公式サイトには、60分のトリートメントが付く1泊2食付きの宿泊プランも出ています。
比較表:泉質・湯治プラン・一人で泊まれるか
12施設を一覧で比べられるようにまとめました。泉質は各公式サイトの表記です。
| 施設 | エリア | 泉質 | 連泊・湯治プラン | 一人で泊まれるか |
|---|---|---|---|---|
| 第一滝本館 | 北海道・登別 | 硫黄泉など5種 | 連泊中の清掃案内あり | 予約画面で確認 |
| 酸ヶ湯温泉旅館 | 青森・八甲田 | 酸性硫黄泉 | 湯治棟・自炊可 | 予約画面で確認 |
| 大沢温泉 湯治屋 | 岩手・花巻 | アルカリ単純泉 | 湯治プラン・自炊可 | 可(1室1名の料金あり) |
| Hotel KurBio | 群馬・草津 | 酸性低張性高温泉 | 2泊3日・5〜8泊のプラン | 可(一人旅割引あり) |
| 湯宿 季の庭 | 群馬・草津 | 酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉 | 湯治処「古の湯」 | 予約画面で確認 |
| ホテルおかだ | 神奈川・箱根湯本 | 弱アルカリ性単純温泉 | 湯治トリートメント | 予約画面で確認 |
| ホテル はつはな | 神奈川・箱根湯本 | 弱アルカリ性 | おこもり湯治プラン | 予約画面で確認 |
| 金乃竹 塔ノ澤 | 神奈川・箱根塔ノ沢 | 公式で確認 | ZEN TOJI(180分) | 予約画面で確認 |
| 熱海・伊豆山 佳ら久 | 静岡・熱海 | カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉 | 「現代の湯治」のスパ | 予約画面で確認 |
| 兵衛向陽閣 | 兵庫・有馬温泉 | 含鉄・ナトリウム-塩化物強塩高温泉 | 湯治場風の「三の湯」 | 予約画面で確認 |
| 三朝館 | 鳥取・三朝温泉 | 含放射能-ナトリウム-塩化物泉 | 連泊湯治プラン | 可(湯治・一人旅プラン) |
| 鶴の屋 | 熊本・水俣 | 公式に記載なし | 湯治場の宿 | 可(1名の料金あり) |
※2026年10月28日に各公式サイトで確認した内容です。「一人で泊まれるか」の「可」は、1名分の料金や一人旅向けのプラン・割引が公式サイトで確認できた施設です。それ以外は時期や客室によって変わるため、予約画面や電話で確認してください。はつはなの内容は、スパトリの施設ページの確認時点(2026年9月22日)のものです。
よくある質問
- 湯治とは何ですか?
- 温泉地にしばらく滞在し、湯に入りながら体と心を休める日本の伝統的な過ごし方です。国立国会図書館の解説では、温泉に入ることを通じて病気の治療や健康の回復を図ることと説明されています。いまは疲れを休めるための温泉旅としても使われます。
- 湯治は何日くらい滞在するものですか?
- 中世にはすでに7日を「一廻り」と数え、少なくとも三廻り(21日)は湯治をするべきだと考えられていました。江戸時代後期には一晩だけの「一夜湯治」も広まりました。いまは2〜3泊のプチ湯治や、1週間ほどの連泊など、日数は自由に選べます。
- 環境省の「新・湯治」とは何ですか?
- 平成29年7月に環境省の有識者会議が提言した、現代のライフスタイルに合った温泉地の過ごし方の提案です。温泉に入るだけでなく、温泉地のまわりの自然や歴史・文化、食を楽しみ、滞在を通して心身ともにリフレッシュすることを目指しています。
- 湯治中は1日に何回入ればいいですか?
- 環境省の資料では、慣れるまでは1回3〜10分ほどを1日1〜2回、慣れてきたら15〜20分ほどを1日2〜3回が目安とされています。入浴の前後には水分をとり、食事の直前・直後や飲酒後の入浴は控えましょう。持病のある人や妊娠中の人は、事前に医師や宿に相談してください。
- 一人でも湯治宿に泊まれますか?
- 泊まれる宿は多くあります。大沢温泉 湯治屋は1室1名の室料、湯の鶴迎賓館 鶴の屋は1名の宿泊料金を公式に出しており、Hotel KurBioには一人旅割引、三朝館には「湯治・一人旅プラン」があります。ほかの宿は予約画面で1名の料金を確認してください。
- 自炊できる湯治宿はありますか?
- あります。この記事では、酸ヶ湯温泉旅館の湯治棟と、大沢温泉の自炊部 湯治屋を紹介しています。どちらも共同の炊事場があり、鍋や食器を借りられます。食材は持ち込むか売店で買い、湯治屋ではご飯やみそ汁の炊き出しも頼めます。
2026-10-28時点の公式情報をもとにまとめています。最新の料金・条件は予約前に公式情報でご確認ください。
掲載施設の情報
料金・営業時間・サービス内容は変更される場合があります。予約前に施設の公式情報をご確認ください。本ページには広告リンクが含まれる場合があります。


