
- 発祥
- フィリピン
- 主な手技
- 探る・なでる・揉む・押す
- 圧の強さ
- 軽め〜中程度(調整可)
- 使うもの
- ココナッツオイルなど(バナナの葉も)
- 服装
- 紙ショーツなど。施術部位以外はタオルで覆う
- 時間の目安
- 60〜90分
ヒロットとは
ヒロット(Hilot)は、フィリピンに古くから伝わる伝統的な手技療法です。手のひらや指で体をなで、揉み、押しながら、こわばりのある部分を探ってていねいにほぐしていきます。スパでは、ココナッツオイルなどを使ったオイルトリートメントとして提供されるのが一般的です。
ゆったりした長いストロークと、気になる部分を探るように押す手技を行き来するのが特徴で、受け心地はやさしく、包み込まれるような温かさがあります。フィリピンのリゾートでは、その土地ならではのスパメニューとして人気があります。英語のメニュー表では「Filipino Hilot」「Traditional Hilot」などと書かれていることが多いので、探すときの目印にしてください。
発祥と歴史
フィリピンで伝統・代替医療を所管する政府機関(PITAHC)は、ヒロットを「古来のフィリピンの癒やしの伝統」と位置づけています。身体の要素のバランスと、心や精神のバランスを重んじる考え方が土台にあり、手技やマッサージに加えて、薬草や祈りの言葉も用いられてきたとされます。
地域では「マンギヒロット」と呼ばれる施術者が、家族や地域の中で技を受け継いできました。現在はこの政府機関がヒロット施術者の認定制度を設けており、地域で長年認められてきた施術者と、認定校で学んだ施術者の両方を対象としています。成り立ちの詳しい年代については、はっきりしない部分もあります。
施術の流れと受け心地
カウンセリングで体調や気になる部位を伝え、紙ショーツに着替えてうつ伏せになります。施術者はまず手のひらで体に触れ、こわばりのある部分を確かめてから、全身をほぐしていきます。
- 探る:手のひらや指で体の状態を確かめ、こわばった部分を見つけます。
- なでる・揉む:温めたオイルを使い、長いストロークでゆったりほぐします。
- 押す:気になる部分を指や手のひらでじっくり押します。
- バナナの葉:スパによっては、温めたバナナの葉を体に当てる伝統的な手法を取り入れることがあります。
圧は軽めから中程度が中心で、ゆったりとしたペースで進みます。温かいオイルと手のひらの感触に、ほっとくつろげる施術です。施術者がこわばりを見つけた部分は、時間をかけてていねいにほぐしてくれるため、「自分の体に合わせてもらえた」と感じやすいのも魅力です。施術の最後に、頭や首をやさしくほぐして締めくくるスパもあります。
こんな人・こんな旅に
- セブ島やボラカイ島などフィリピンのリゾートで、土地の伝統に触れたい人
- 強い圧は苦手で、やさしいオイルマッサージを受けたい人
- ダイビングやアイランドホッピングのあと、ゆったり体を休めたい人
- アジア各地の伝統的な施術を受け比べてみたい人
- マニラなど都市への出張や滞在の合間に、短時間でもゆっくり体を休めたい人
ほかの施術との違い
オイルを使う点ではスウェディッシュマッサージやバリニーズマッサージと近く、受け心地も比較的なじみやすい施術です。そのうえでヒロットは、こわばりを手で探りながら進める点と、フィリピンの伝統に根ざした考え方が特徴です。
同じ太平洋の島々の伝統施術としては、ハワイのロミロミもあります。前腕を使って大きく流れるロミロミに対し、ヒロットは手のひらや指でていねいに探るような手技が中心です。
受ける前に知っておきたいこと
- 圧の強さや、重点的にほぐしてほしい部位は、最初に伝えておきましょう。
- 妊娠中の方、持病のある方、けがや日焼けなど皮膚のトラブルがある方は、予約時にスパへ相談してください。
- ココナッツなどのオイルやナッツ類、植物のアレルギーがあれば、カウンセリングで必ず伝えてください。
- スパのヒロットはリラクゼーションを目的としたメニューです。体の不調がある場合は、医療機関への相談を優先してください。
よくある質問
- ヒロットは痛いですか?
- 基本は軽めから中程度の圧で、やさしい受け心地です。こわばった部分を押すときにしっかり感じることがあるので、強さは遠慮なく伝えて調整してもらいましょう。
- どこで受けられますか?
- フィリピンのリゾートホテルやシティホテルのスパで、ご当地メニューとして提供されていることが多い施術です。フィリピン以外ではまだ見かける機会が限られます。
- 何分のメニューを選べばいいですか?
- 全身を受けるなら60〜90分が目安です。バナナの葉を使うなど伝統的な手法を取り入れたメニューは、時間が長めに設定されていることもあります。
ヒロットが受けられるスパ
スパトリ掲載施設のうち、メニューにヒロットがある4施設を、地域別に紹介します。国内は0施設、海外は4施設です。
アジア4施設
Chiスパ|シャングリ・ラ マクタン セブフィリピン / セブ島
アルニカ・スパフィリピン / セブ島
アマンプロフィリピン / パマリカン島
各施設ページで確認したメニュー名から自動で集計しています(2026-09-23時点)。料金は施設の表記どおりで、税・サービス料の扱いは施設ごとに異なります。最新の内容は予約前に公式情報でご確認ください。
参考にした資料
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本ページは施術の一般的な特徴を紹介するもので、医療上の効果を示すものではありません。体調に不安がある方は、予約前にスパや医師にご相談ください。



