- 創業
- 2000年代初め/ホルスト・シュルツ
- 本拠地
- シンガポール(ポンティアック・ランド傘下)
- スパの名称
- アウリガ スパ/アウリガ ウェルネス
- スパの傾向
- 月の満ち欠けを軸に土地の手法も
- こんな旅に
- 静かに一対一で過ごしたい旅
- 運営グループ
- 独立系・ホテル会社直営
- 関係
- 2017年にシンガポールのクウィー家が創業者から取得
- 同じグループの主なブランド
- パティーナ
- ブランドの本拠地
- シンガポール
出典:HOTELS Magazine「Exclusive: Schulze sells Capella to Singapore family」(2017年、創業者ホルスト・シュルツィからクウィー家へ売却)Skift「Capella's Break-Out Year」(シンガポール拠点のグループと記載)
カペラのスパとは
カペラ(Capella)は、シンガポールに本拠を置くラグジュアリーホテルブランドのひとつです。ブランド名は、ぎょしゃ座でもっとも明るい星カペラに由来します。施設の数を絞り、その土地の歴史や文化、地域とのつながりを前に出しながら、一人ひとりに合わせて滞在を組み立てていくことで知られます。
スパの名前も星座から取られています。多くの施設が掲げる「アウリガ(Auriga)」は、ぎょしゃ座を指す言葉です。特徴は、月の満ち欠けを軸に据えた組み立てで、公式サイトは、自然と月の周期からインスピレーションを得ていると説明しています。月の位相に合わせて内容を選べるメニューが用意されているのは、ほかのブランドにはあまりない特徴です。
ブランドの成り立ち
ブランドが立ち上がったのは2000年代の初めです。ザ・リッツ・カールトン・ホテル・カンパニーで社長兼COOを務めたホルスト・シュルツが、アメリカ・アトランタを拠点とする会社を通じて、新しいラグジュアリーブランドとして打ち出したのが始まりとされます。
2006年には、シンガポールの不動産デベロッパーであるポンティアック・ランドがアジアでの設立に加わり、2017年には同社の完全子会社となりました。現在はシンガポールに本拠を置き、アジア、ヨーロッパ、オセアニアに施設を展開しています。グループには姉妹ブランドの「パティーナ」もあります。
スパの特徴
アウリガの分かりやすさは、月の満ち欠けというはっきりした軸を持っていることにあります。
- 月の位相に合わせる:新月と満月それぞれの名前がついたマッサージが用意され、受ける日の月の位相に合わせて内容を選ぶこともできます。
- 土地の要素を取り入れる:各地のアウリガは、その土地に伝わる手法と、フィットネスや栄養、メンタル面の新しい知見を組み合わせるとしています。
- 水と熱の設備を巡る:バイタリティープール、ハーバルスチーム、アイスファウンテン、体験型のシャワーなど、施術の前後に巡る設備を備える施設があります。
- 専門ブランドとの提携:スキンケアの専門ブランドを導入し、フェイシャルや機器を使ったメニューを置く施設もあります。
公式サイトは、アウリガの入口に「And breathe... we won't tell anyone you're here」という言葉を掲げています。
代表的なスパ体験
看板になっているのが、月をテーマにしたシグネチャーです。数時間かけて複数の施術を組み合わせるリチュアルが用意され、希望すれば、その日の月の位相に沿った内容に合わせてもらえます。新月と満月それぞれの名前がついたマッサージもあり、月の周期という切り口でメニューを選べるのは、このブランドならではの体験です。
もうひとつ、カペラらしさが出るのが「カルチュリスト」と呼ばれる担当者の存在です。到着前から出発まで、滞在の過ごし方を一緒に考える役割を担っており、スパの予定も旅全体の組み立ての中で相談できます。何を受けるか決めきれないまま到着しても、その場で組み立ててもらえるのは心強いところです。
どの施設を選ぶ?
カペラは施設の数が多くないぶん、一つひとつの性格がはっきりしています。リゾートは、緑に囲まれた中で水と熱の設備をゆっくり巡る構成が中心で、トリートメントルームの数も多めです。滞在中に何度も通う使い方に向いており、朝と夕方で違う過ごし方を試す楽しみもあります。
都市型は規模を抑えるかわりに、その土地の伝統的な手技と、機器や科学的なアプローチを組み合わせる方向に寄ります。24時間使えるフィットネスを併設する施設もあり、滞在の合間に短く区切って使えるのが利点です。
なお、スパの呼び名は施設によって「アウリガ スパ」「アウリガ ウェルネス」と分かれます。名前の違いよりも、どんな設備とメニューがあるかで選ぶとよいでしょう。
利用するときに知っておきたいこと
- スパは事前予約制が基本です。施設数が少なく、トリートメントルームも限られるため、日程が決まったら早めに申し込むと安心です。
- 宿泊者以外向けにデイパスを用意している施設もあります。施術と水の設備、プールなどをまとめて使える形で、事前の予約が必要です。
- 年齢制限は施設ごとの設定です。公表されていない場合もあるので、家族での利用を考えているなら問い合わせておきましょう。
- 妊娠中の方、持病のある方、けがや皮膚のトラブルがある方は、予約時にスパへ相談してください。受けられないメニューや、専用のメニューを案内される場合があります。
- 月の位相に合わせたメニューを希望する場合は、予約のときにその旨を伝えておくと調整してもらいやすくなります。
よくある質問
- アウリガはなぜ月の満ち欠けがテーマなのですか?
- 公式サイトは、自然と月の周期からインスピレーションを得ていると説明しています。新月と満月それぞれに合わせたマッサージがあり、受ける日の月の位相に沿って内容を選ぶこともできます。星座の名前をスパに使っているのも、同じ発想からです。
- 「アウリガ スパ」と「アウリガ ウェルネス」は違いますか?
- どちらもカペラのスパで、施設によって呼び名が異なります。設備やメニューの構成は場所ごとに違うので、名前ではなく中身で比べるのがおすすめです。
- 宿泊しなくても利用できますか?
- 施設によります。デイパスを用意しているところもあり、施術と水の設備、プールなどをまとめて使えます。事前の予約が必要なので、行きたい施設へ直接問い合わせてください。
カペラのスパがある施設
スパトリが掲載しているカペラのスパ6施設を地域別に紹介します。国内は0施設、海外は6施設です。
アジア5施設
カペラ ウブド|アウリガ ウェルネスバリ島 / バリ ウヴド
カペラ ウブドのアウリガ ウェルネスは、ウブドの熱帯雨林に設けた3つのスパテントで施術を行います。客室テント内での施術も案内し、月の満ち欠けとバリの伝統をコンセプトに取り入れていま
カペラ シンガポール|アウリガ スパシンガポール
カペラ シンガポールのアウリガ スパは、セントーサ島の緑に包まれたスパ。9室の施術スイートのうち4室がカップル向けで、バイタリティプール、ハーバルスチーム、アイスファウンテンを備え
カペラ バンコク|アウリガ ウェルネスタイ / バンコク
カペラ バンコクのアウリガ ウェルネスは、バンコクのホテル内にあるスパ。7室の施術スイートのうち2室がカップル向けで、バイタリティプール、水を使う設備、庭園とラウンジを備えています
カペラ ハノイ|アウリガ スパベトナム
カペラ ハノイのアウリガ スパは、地下のウェルネスエリアRegaleにあり、スパ、ジム、プール、サウナ、スチームルームが集まっています。スパにはベトナムの意匠を取り入れた2つの施術
カペラ上海 建業里|アウリガ スパ中国 / 上海
カペラ上海 建業里のアウリガ スパは、石庫門の街並みを生かしたホテルのスパ。カップル用2室を含む6室の施術スイートに、フローテーションタンクやソルトルーム、バイタリティプールを備え
オセアニア1施設
カペラ シドニー|アウリガ スパオーストラリア / シドニー
カペラ シドニーのアウリガ スパは、歴史的建造物を改装したホテル内のスパ。月の満ち欠けをテーマにした施術と、Synthesis Organicsのフェイシャルを用意し、宿泊者以外も
このブランドのスパに多い施術
掲載施設のメニュー名から集計しました。施術名から、特徴と受け心地の解説に進めます。
参考にした資料
- Capella Singapore 公式:Wellness(アウリガの名称と月の哲学)
- Capella 公式プレスリリース:Capella Sydney 開業(ブランド名の由来・ポンティアック・ランド)
- Wikipedia: Capella Hotels and Resorts(創業・本拠地)
公開日: 内容確認日:
本ページはブランドの公開情報をもとにスパトリが独自に整理したもので、各ブランドとの提携関係はありません。最新の内容は公式情報をご確認ください。





