創業
1927年ボストン/会社は1983年
本拠地
米国。マリオット傘下のブランド
スパの名称
ザ・リッツ・カールトン スパ ほか
スパの傾向
土地の入浴文化と水・熱の設備
こんな旅に
都市とリゾートを比べたい旅
運営グループ
マリオット・インターナショナル系
関係
マリオットが1995年に出資し1998年にほぼ完全取得
同じグループの主なブランド
セントレジス、JW マリオット、W ホテルズ
ブランドの本拠地
アメリカ・メリーランド州ベセスダ(マリオット本社)

出典:Marriott International 公式沿革「Our Story」(1995年に49%取得、1998年に追加取得、本社ベセスダ)Marriott International 2025年度Form 10-K(SEC)。Luxury区分のブランド一覧と本社住所

ザ・リッツ・カールトンのスパとは

ザ・リッツ・カールトン(The Ritz-Carlton)は、ライオンと王冠のロゴで知られるラグジュアリーホテルブランドのひとつです。アメリカで育ったブランドで、現在はマリオット・インターナショナルの一員として、世界各地に100軒を超えるホテルとリゾートを展開しています。日本にも都市型とリゾートの両方があり、日本人旅行者にとってなじみのある存在です。

スパは、ブランドが掲げる「行き先ごとの物語」を、体験として形にする場所という位置づけです。公式サイトは、それぞれのスパがその土地の風景や音、香りに根ざした独自の物語を持つと説明しており、実際にメニューも設備も施設によって大きく異なります。同じブランドでも、受けられる内容は行き先次第で変わると考えておくとよいでしょう。

ブランドの成り立ち

原点は、1927年に開業したザ・リッツ・カールトン・ボストンです。全室にプライベートバスを備え、生花を飾り、アラカルトの料理を出すなど、当時としては新しい基準を打ち出した宿として知られます。ブランド名は、パリのリッツやロンドンのカールトンを手がけたセザール・リッツの評判を背景に持ちます。

現在の運営会社であるザ・リッツ・カールトン・ホテル・カンパニーが設立されたのは1983年で、ここから全米へ、そして1993年の香港を皮切りにアジアへと広がりました。1990年代にマリオットが段階的に出資し、現在はマリオット・インターナショナル傘下のブランドとして運営されています。小規模で土地に深く根ざした「リッツ・カールトン・リザーブ」という別ラインもあります。

スパの特徴

ザ・リッツ・カールトンのスパは、ブランド全体で同じメニューをそろえるのではなく、土地ごとの入浴文化や素材を取り込む方向に振れています。公式サイトも、何世紀も続く各地の入浴の伝統を取り入れると説明しています。

  • 名称が施設ごとに異なる:「ザ・リッツ・カールトン スパ」を名乗る施設が中心ですが、「ザ・スパ・アット・ザ・リッツ・カールトン」型や、提携するスキンケアブランドの名前を冠したスパもあります。
  • 水と熱の設備を重んじる:プランジプール、サウナ、スチームルーム、ハイドロセラピーなど、施術の前後に過ごす設備を備える施設が多くあります。
  • 土地の入浴文化を中心に置く:日本なら温泉、トルコならハマムというように、その土地の入浴の作法がスパの骨格になっている施設があります。
  • 専門ブランドとの提携:スキンケアやフットケアの専門ブランドを迎え、メニューの幅を広げている施設が目立ちます。

公式サイトは、こうしたスパ体験を「Immerse Yourself」という言葉で案内しています。

代表的なスパ体験

象徴的な例が、ザ・リッツ・カールトン日光のスパです。ブランドとして初めて温泉を取り入れた施設で、日光湯元温泉から引いた湯を内湯と露天で楽しめます。ヒマラヤ岩塩のストーンを使うトリートメントや、日本に古くから伝わる美容法に着想を得たフェイシャルなど、日本ならではのメニューが並びます。

一方、都市型の代表がザ・リッツ・カールトン スパ 東京です。高層階のワンフロアを使い、サウナやプランジプール、屋内プールを備え、複数の専門ブランドのメニューから選べる構成になっています。どちらも同じブランドのスパですが、時間の使い方も体験の組み立ても対照的で、この振れ幅こそがリッツ・カールトンのスパらしさだと言えます。

どの施設を選ぶ?

選び方の軸になるのは、水と熱の体験をどれだけ求めるかです。リゾートは、温泉や海、屋外プールなど、時間をかけて浸かる設備が中心になります。滞在中に何度も足を運ぶ前提で設計されているので、連泊してこそ味わえる構成です。朝と夜で表情が変わる湯や景色を、ゆっくり比べる楽しみもあります。

都市型は、限られた面積で密度を上げる方向です。高層階からの眺めや、短時間で受けられるフェイシャルなど、滞在の予定が詰まっていても組み込みやすいメニューが用意されていることがあります。街での用事の合間に使えるのが利点です。日本国内には都市型とリゾートの両方があるので、同じブランドで性格の違いを比べやすいのも特徴と言えます。

利用するときに知っておきたいこと

  • スパは予約制が基本です。人気の時間帯は早く埋まるため、宿泊が決まった時点で申し込んでおくと安心です。
  • 宿泊者以外が利用できるかどうかは施設ごとに異なります。都市型では外来の予約を受け付けていることがある一方、温泉やプールなどの設備は宿泊者に限っている施設もあります。
  • 年齢制限も施設ごとの設定です。施術は一定の年齢以上に限る、プールは子どもの同伴条件を設けるなど運用が分かれるので、家族での滞在なら事前に確認してください。
  • 妊娠中の方、持病のある方、けがや皮膚のトラブルがある方は、予約時にスパへ相談してください。受けられないメニューや、専用のメニューを案内される場合があります。
  • 温泉のある施設では、入浴のルール(タトゥーの扱い、子どもの利用条件など)が決められています。キャンセル規定や到着時刻の目安と合わせて、予約時に確認しておくと安心です。

よくある質問

「ザ・リッツ・カールトン スパ」と「ザ・スパ・アット・ザ・リッツ・カールトン」は違うものですか?
呼び方の違いで、どちらもザ・リッツ・カールトンのホテルやリゾートが運営するスパです。施設によっては、提携するスキンケアブランドの名前を冠したスパもあります。名称からメニューの傾向がうかがえることはありますが、ブランドとしての位置づけは同じです。
温泉のあるリッツ・カールトンはありますか?
あります。日本のリゾートには温泉を備えた施設があり、ブランドとして初めて温泉を取り入れたのはザ・リッツ・カールトン日光のスパです。利用できる条件や入浴のルールは施設ごとに決められているので、予約のときに確認してください。
宿泊しなくてもスパだけ利用できますか?
施設によります。都市型ホテルのスパは外来の予約を受け付けていることがありますが、温泉やプールといった設備は宿泊者に限られる場合があります。行きたい施設のスパへ直接問い合わせるのが確実です。

ザ・リッツ・カールトンのスパがある施設

スパトリが掲載しているザ・リッツ・カールトンのスパ10施設を地域別に紹介します。国内は7施設、海外は3施設です。

日本7施設

アジア2施設

アメリカ・カナダ・ハワイ1施設

このブランドのスパに多い施術

掲載施設のメニュー名から集計しました。施術名から、特徴と受け心地の解説に進めます。

参考にした資料

公開日: 内容確認日:

本ページはブランドの公開情報をもとにスパトリが独自に整理したもので、各ブランドとの提携関係はありません。最新の内容は公式情報をご確認ください。