- 創業
- 1957年(米国ロサンゼルス近郊)
- 本拠地
- 米国シカゴ
- スパの名称
- 統一名称はなく施設ごとに異なる
- スパの傾向
- ブランドと立地で規模も内容も違う
- こんな旅に
- 都市の高層階でも、自然のなかでも
- 運営グループ
- ハイアット系
- 関係
- ハイアット本体のブランド群。2018年にアリラも取得
- 同じグループの主なブランド
- パーク ハイアット、アンダーズ、アリラ
- ブランドの本拠地
- アメリカ・イリノイ州シカゴ
出典:Hyatt 公式プレスリリース(本社シカゴ。Luxury=Park Hyatt/Alila/Miraval等、Lifestyle=Andaz/Thompson等、Classics=Grand Hyatt等)Hyatt: Two Roads Hospitality買収リリース
ハイアットのスパとは
ハイアットは、米国シカゴに本拠を置くホテルグループです。ひとつの名前でまとまったブランドというより、パーク ハイアット、グランド ハイアット、ハイアット リージェンシー、アンダーズ、アリラなど、性格の異なる複数のブランドを束ねる傘のような存在です。同じ「ハイアット」でも、静かな小規模ホテルから大型のコンベンションホテル、自然のなかのリゾートまで、滞在の感触は大きく変わります。
そのため、スパの姿もブランドごと・施設ごとに異なります。グループ共通のスパブランド名は設けられておらず、それぞれのホテルが独自の名称とメニューを持つのが基本です。都市のホテルでは眺望の良い高層階にスパとプールを構えることが多く、リゾートでは自然のなかに独立した棟を置く構成が見られます。
ブランドの成り立ち
ハイアットの始まりは1957年。実業家のジェイ・プリツカーが、ロサンゼルス国際空港のそばにあった「ハイアット・ハウス」を買い取ったことがきっかけでした。転機になったのは1967年、アトランタに開業したホテル(当初の名はリージェンシー・ハイアット・ハウス)です。建築家ジョン・ポートマンが設計した吹き抜けのアトリウムは大きな反響を呼び、以後のホテル建築に影響を与えました。この流れからハイアット リージェンシーというブランドが育っていきます。
1980年にはグランド ハイアットとパーク ハイアットが加わり、2007年にはライフスタイル寄りのアンダーズが誕生しました。現在ハイアットは、パーク ハイアットやアリラ、ミラバルなどを含むラグジュアリー、アンダーズなどのライフスタイル、グランド ハイアットとハイアット リージェンシーを含むクラシック、といった複数のポートフォリオにブランドを整理して運営しています。
スパの特徴
ハイアットのスパを一言でまとめるのは難しく、むしろブランドごとの違いを知っておくと選びやすくなります。おおまかには次のような傾向があります。
- パーク ハイアット:客室数が少なく、静けさを重んじる構成。スパも規模より落ち着きを優先し、プールやフィットネスと一体のウェルネスフロアを設けることが多くあります。東京の「クラブ オン ザ パーク」のように、高層階からの眺めを生かした例が知られます。
- グランド ハイアット:大型ホテルらしく、トリートメントルーム数や温浴設備が充実し、宿泊者以外にも開かれている施設が目立ちます。
- ハイアット リージェンシー:立地の幅が広く、都市部ではフィットネス中心、リゾートでは本格的なスパ棟を構えるなど、施設差が大きいのが特徴です。
- アンダーズ:その土地の文化やデザインを前面に出すブランドで、スパの内装やメニューにも地域色が出やすい傾向があります。
- アリラ:自然環境との結びつきが強く、屋外のトリートメントパビリオンやヨガ施設を備えることがあります。
代表的なスパ体験
グループ共通のシグネチャートリートメントはありませんが、ハイアットはウェルネスに特化したブランドも抱えています。ラグジュアリーのポートフォリオに含まれるミラバルは、マインドフルネスや心身のバランスをテーマにした滞在型の施設で、滞在そのものがプログラムになっている点が、一般的なホテルスパとは大きく異なります。
一方、パーク ハイアットやアンダーズなどのホテルスパでは、オイルを使うボディトリートメント、フェイシャル、指圧やストレッチを取り入れたメニューが基本になります。都市型では温浴設備とプールを含めた「半日使えるウェルネスフロア」として設計されていることが多く、時差のある移動のあとに体を落ち着かせたいときにも使いやすい構成です。
どの施設を選ぶ?
静かに過ごしたいならパーク ハイアット、設備の幅と利用のしやすさを求めるならグランド ハイアット、というのがひとつの目安です。アンダーズはその街らしさを楽しみたい旅に、アリラは自然のなかで数日を過ごす旅に向いています。ハイアット リージェンシーは施設ごとの差が大きいため、スパの有無と規模を事前に確かめておくと安心です。
日本国内では、都市の高層ホテルに入るスパが多く、眺望と温浴設備を兼ね備えた構成が目立ちます。海外のリゾートでは、屋外の施術棟やプールヴィラを備えた例もあり、同じブランド名でも体験はかなり異なります。ブランド名だけで判断せず、滞在先のスパページで設備とメニューを確認するのが確実です。
利用するときに知っておきたいこと
- スパやプールを会員制クラブとして運営し、宿泊者と会員に利用を限っている施設があります。外来利用を考えている場合は事前に確認してください。
- 温浴エリアやプールの利用に別途料金がかかる施設と、施術に含まれる施設があります。予約時に範囲を確かめておくと当日わかりやすくなります。
- 年齢制限を設けている施設が多く、未成年は利用できる時間や設備が限られることがあります。
- 人気ブランドのスパは週末を中心に埋まりやすいため、滞在が決まったら早めに予約を入れておくと選択肢が広がります。
- 妊娠中の方、持病のある方、けがや皮膚のトラブルがある方は、予約時にスパへ相談してください。受けられない場合や、別のメニューを案内されることがあります。
よくある質問
- パーク ハイアットとグランド ハイアットは何が違いますか?
- パーク ハイアットは客室数を抑え、静けさと落ち着きを重んじるブランドです。グランド ハイアットは規模が大きく、レストランや宴会場、スパやフィットネスなどの設備が充実する傾向があります。スパの使い心地もこの性格の違いが反映されます。
- ハイアットのスパには共通の名前がありますか?
- グループ全体で統一されたスパブランド名はありません。ホテルごとに独自の名称とメニューを持つのが基本です。ウェルネスに特化したブランドとしては、滞在型のミラバルがラグジュアリーのポートフォリオに含まれます。
- アンダーズもハイアットの一員ですか?
- はい。アンダーズは2007年に生まれたハイアットのライフスタイルブランドで、現在はライフスタイルのポートフォリオに位置づけられています。その土地の文化やデザインを打ち出す性格で、スパにも地域色が出やすいブランドです。
ハイアットのスパがある施設
スパトリが掲載しているハイアットのスパ12施設を地域別に紹介します。国内は9施設、海外は3施設です。
日本9施設
グランド ハイアット 福岡|庵SPA FUKUOKA九州地方 / 福岡県
グランド ハイアット 福岡4階のクラブ オリンパス内にある庵SPA FUKUOKA。和の素材を生かしたオリジナルコスメや精油のボディ、フェイシャル、指圧系のメニューをそろえ、客室で
パーク ハイアット ニセコ HANAZONO|ザ・スパ北海道地方 / 北海道
パーク ハイアット ニセコ HANAZONOのザ・スパは、6室の施術室のうち2室が専用温泉付きのカップルルーム。SisleyとニセコのICORを用いるケアを案内し、外来客は施術とあ
ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄|スパ はなり沖縄地方 / 沖縄県
ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄のスパ はなりは、海を望むシングルルーム4室とスイート2室を持つスパ。月桃のハーブボールを使う琉球コンプレスなどアロマオイルの施術
ハイアット リージェンシー 京都|RIRAKU スパ アンド フィットネス近畿地方 / 京都府
ハイアット リージェンシー 京都のRIRAKU スパ アンド フィットネスは、三十三間堂近くのスパ。国家資格者による鍼灸・指圧、ひのきと柚子のオイルトリートメント、吉野ひのきの温熱
グランド ハイアット 東京|Nagomi スパ アンド フィットネス東京都 / 六本木
グランド ハイアット 東京のNagomi スパ アンド フィットネスは、六本木ヒルズにあるスパ。全室個室の施術室8室に20m×7mのプールやジェットバスを併設し、外来客向けのデイス
スパ&ウェルネス ジュール東京都 / 新宿
スパ&ウェルネス ジュールは、ハイアット リージェンシー 東京にある「静」と「動」をテーマにしたスパ。着替えから身支度まで完全個室で過ごし、円相を描く時間や腹部への手技を組み込んだ
パーク ハイアット 東京|クラブ オン ザ パーク東京都 / 新宿
パーク ハイアット 東京のクラブ オン ザ パークは、2025年12月の改装を経て再開した45・47階のスパ&フィットネス。宿泊者と会員専用で、トリートメントルーム7室と温浴、20
AO スパ&クラブ東京都 / 虎ノ門
AO スパ&クラブは、アンダーズ 東京にあるスパとフィットネスの施設。20mプールや炭酸泉プールを備え、ビオロジック ルシェルシュなどを使うボディ・フェイシャルを税込・サービス料1
スパIZUMI(スパイズミ)神奈川県 / 箱根
スパIZUMIは、ハイアット リージェンシー 箱根 リゾート&スパにあるホテル直営のスパ。8室のうち2室はカップル用、4室はバスタブ付きで、大涌谷を源泉とする温泉大浴場を併設してい
アジア2施設
パーク ハイアット バンコク|パンプーリ ウェルネスタイ / バンコク
パーク ハイアット バンコクのパンプーリ ウェルネスは、ホテル11階にあるスパ。施術前に使える温浴エリア、天然石を使う限定のシグネチャー、ビオロジック ルシェルシュのフェイシャル、
パーク ハイアット サイゴンのスアン スパは、メコンデルタの植物やミネラルに着想を得たフェイシャルやマッサージを用意。毎日9時から22時30分まで営業し、観光や食事の後の夜の時間に
アメリカ・カナダ・ハワイ1施設
ハイアット リージェンシー ワイキキ ビーチ リゾート&スパ|ナ ホオラ スパハワイ / ハワイ州オアフ島
ナ ホオラ スパは、ハイアット リージェンシー ワイキキ ビーチ リゾート&スパの5階にあるスパ。海を望む館内にドライサウナを備え、ハワイの植物を使うロミロミやハイドラフェイシャル
このブランドのスパに多い施術
掲載施設のメニュー名から集計しました。施術名から、特徴と受け心地の解説に進めます。
参考にした資料
- Hyatt Newsroom: Hyatt Evolves Brand Portfolios(ブランドの分類)
- Wikipedia: Hyatt(創業とブランドの沿革)
- Wikipedia: Hyatt Regency Atlanta(1967年のアトリウム建築)
公開日: 内容確認日:
本ページはブランドの公開情報をもとにスパトリが独自に整理したもので、各ブランドとの提携関係はありません。最新の内容は公式情報をご確認ください。











