- 創業
- 1963年/香港のザ・マンダリン
- 本拠地
- 香港。ジャーディン・マセソン系
- スパの名称
- ザ・スパ/オリエンタル スパ
- スパの傾向
- 東洋と西洋の手技+ヒート&ウォーター
- こんな旅に
- 街の滞在に組み込みたい旅
- 運営グループ
- 独立系・ホテル会社直営
- 関係
- 2026年にジャーディンが完全子会社化し上場廃止
- ブランドの本拠地
- 香港
出典:Jardine Matheson Holdings 2025年通期決算発表(RNS)。残る11.96%を取得し2026年1月に非公開化・上場廃止Mandarin Oriental 公式プレスリリース(香港・バンコクの創業旗艦ホテル改装)
マンダリン オリエンタルのスパとは
マンダリン オリエンタル(Mandarin Oriental)は、香港に本拠を置くラグジュアリーホテルグループのひとつです。扇のロゴで知られ、アジアで育った接客と西洋のホテル文化を組み合わせてきました。都市の高層ホテルから、歴史ある建物を生かした施設まで表情に幅があり、行き先によって滞在の性格が大きく変わります。
スパは、このグループがとくに力を入れてきた分野です。2000年ごろからホリスティックなスパの構想を各地で広げ、公式サイトは、東洋に根ざした考え方を現代的な手法で磨いてきたと説明しています。名称はブランドで統一されておらず、多くの施設が「ザ・スパ」、バンコクは「オリエンタル スパ」を名乗ります。
ブランドの成り立ち
起点は2つあります。ひとつは、1963年に香港で開業した「ザ・マンダリン」です。開業当時は島内でもっとも高い建物で、サービスの評判によって知られるようになりました。もうひとつがバンコクの「ジ・オリエンタル」で、1974年にグループが一部を取得しています。
この2つの旗艦ホテルが結びついて、「マンダリン オリエンタル ホテル グループ」というブランドと、扇のロゴが生まれました。1987年にはサンフランシスコでアメリカに進出し、2005年末には東京が開業しています。グループはジャーディン・マセソン・グループの一員として運営されています。
スパの特徴
マンダリン オリエンタルのスパは、東洋の考え方を土台に置きつつ、西洋の手技も取り入れる構成が基本です。公式サイトはウェルネスをひとつの技(アート)として説明し、心と動き、静けさと活力を結びつけると述べています。
- 名称が施設ごとに異なる:多くは「ザ・スパ」ですが、バンコクはホテルの歴史を踏まえて「オリエンタル スパ」と名乗ります。
- 東洋と西洋の手技を組み合わせる:アジアに伝わる施術と、西洋式のマッサージやフェイシャルを、ひとつのメニュー表に並べています。
- ヒート&ウォーターの設備を重んじる:サウナ、スチームルーム、バイタリティープールなど、施術の前後に過ごす設備を備える施設が多くあります。
- 立地に合わせたシグネチャー:バンコクではタイの地域ごとの療法、東京では長距離移動のあとに受けるメニューというように、土地と客層に合わせた組み立てになっています。
代表的なスパ体験
象徴的なのが、バンコクのオリエンタル スパです。築100年ほどのチーク材の邸宅を修復した建物にあり、タイの伝統的な施術と中国伝統医学、現代的な手技を組み合わせたメニューが並びます。タイ東北部や北部といった地域ごとの療法をテーマにしたシグネチャーが用意されているのも特徴で、国の広さをスパのメニューで感じられます。
都市型では、高層階の眺めと設備を組み合わせた構成が中心になります。施術の前にヒート&ウォーターの設備でゆっくり過ごすことを前提に、早めの到着を案内している施設もあります。時差のある移動のあとに受けるメニューや、姿勢や体の動きに向き合うメニューなど、忙しい滞在に合わせた選択肢が置かれています。
どの施設を選ぶ?
選ぶときの第一の軸は、建物の性格です。歴史ある建築を生かした施設では、空間そのものが体験の一部になります。庭やテラス、プールと合わせて長めに過ごす前提で設計されていることが多く、家族向けのメニューを置く施設もあります。時間に余裕のある旅に向きます。
一方、都市の高層ホテルにあるスパは、眺めとヒート&ウォーターの設備が主役です。営業時間が長めで、夜まで受けられる施設もあるため、日中の予定が詰まっていても組み込みやすいのが利点です。日本では東京にスパがあり、日本の入浴の作法に沿った案内が用意されています。
どの施設でも、施術の前に過ごす時間をどれだけ取れるかで印象が変わります。予約のとき、設備の利用も含めて何時間くらい見ておけばよいかを聞いておくと、当日の組み立てがしやすくなります。
利用するときに知っておきたいこと
- スパは予約制で、予約時にクレジットカード情報を求められることがあります。キャンセル規定は施設ごとに決められているので、申し込みのときに確認しておきましょう。
- ヒート&ウォーターの設備を使う場合、施術の何分前に到着すればよいかが案内されています。余裕を持って向かうと、設備まで含めて楽しめます。
- スパやフィットネスの利用には年齢の下限が設けられていることがあります。子ども連れの場合は、同伴の条件も含めて事前に確認してください。
- 宿泊者以外の利用は、会員制などの形で受け付けている施設があります。扱いは場所ごとに違うので、直接問い合わせるのが確実です。
- 妊娠中の方、持病のある方、けがや皮膚のトラブルがある方は、予約時にスパへ相談してください。専用のメニューが用意されている施設もあります。
よくある質問
- マンダリン オリエンタルのスパは、どの施設も同じ名前ですか?
- いいえ。多くの施設は「ザ・スパ」と名乗りますが、バンコクはホテルの歴史を踏まえて「オリエンタル スパ」と呼ばれます。名前が違っても、いずれもマンダリン オリエンタルのホテルが運営するスパです。
- 日本でマンダリン オリエンタルのスパを受けられますか?
- 東京にスパがあります。高層階にあり、施術のほかにヒート&ウォーターの設備が用意されています。日本の入浴の作法に沿った案内があるので、初めてでも流れをつかみやすいでしょう。
- 施術の前にどれくらい時間を見ておけばいいですか?
- 施設によりますが、サウナやプールなどの設備を使う場合、施術の前に1時間ほど見ておくよう案内している施設もあります。予約のときに到着の目安を確認しておくと安心です。
マンダリン オリエンタルのスパがある施設
スパトリが掲載しているマンダリン オリエンタルのスパ11施設を地域別に紹介します。国内は1施設、海外は10施設です。
日本1施設
ザ・スパ・アット・マンダリン・オリエンタル・東京東京都 / 日本橋
ザ・スパ・アット・マンダリン・オリエンタル・東京は、日本橋のホテル37階にあるスパ。トリートメントルーム4室とスイート5室、ヒート&ウォーター施設とバイタリティープールを備え、利用
アジア3施設
マンダリン オリエンタル シンガポール|ザ・スパシンガポール
マンダリン オリエンタル シンガポールのザ・スパは、マリーナベイにある都市型スパ。アジアの伝統と現代のウェルネスを組み合わせるケアを案内し、スパスイート、ネイルサロン、フィットネス
マンダリン オリエンタル バンコク|オリエンタル スパタイ / バンコク
マンダリン オリエンタル バンコクのオリエンタル スパは、ホテルの対岸にある築100年超のチーク材の建物を修復したスパ。ボートで川を渡って向かい、タイ各地の伝統を題材にした150分
マンダリン オリエンタル 台北のザ・スパは、敦化北路のホテル内にあり、男女別の温浴施設を備えます。宿泊者以外も事前予約で利用でき、台湾がテーマの150〜180分のボディトリートメン
ヨーロッパ5施設
マンダリン オリエンタル ハイドパーク ロンドン|ザ・スパイギリス / ロンドン
マンダリン オリエンタル ハイドパーク ロンドンのザ・スパは、ハイドパークに面したホテルのスパ。男女別の温浴エリアと17mプールを備え、東洋医学に着想を得た施術や英国ブランドのフェ
マンダリン オリエンタル ラーゴ ディ コモ|ザ・スパイタリア
マンダリン オリエンタル ラーゴ ディ コモのザ・スパは、コモ湖東岸ブレーヴィオにある季節営業のスパ。湖を望むサーマルエリアと2室のスパスイートを備え、3時間のリチュアルや111S
マンダリン オリエンタル バルセロナのザ・スパは、グラシア通りに建つホテル内のスパ。12mの屋内プールやスチームルーム、カップル用スイート、ヘアスパを備え、宿泊者以外も施術を予約で
マンダリン オリエンタル ボドルムのザ・スパは、ボドルム半島北岸パラダイス ベイのリゾートにあるスパ。トルコの伝統的なハマムと、ビオロジック ルシェルシュやオーガスタス バーダーの
マンダリン オリエンタル パリ|ザ・スパフランス / パリ
マンダリン オリエンタル パリのザ・スパは、サントノレ通りに面したホテルのスパ。スチームルーム付きのプライベートスパスイートで、中国伝統医学に着想を得たシグネチャー施術や先端フェイ
中東・アフリカ2施設
エミレーツ パレス マンダリン オリエンタル|ザ・スパアラブ首長国連邦 / アブダビ
エミレーツ パレス マンダリン オリエンタルのスパは、アブダビにあるモロッコ意匠のスパ。ハマムの種類が多く、アブダビを題材にしたシグネチャーや111SKINのフェイシャルを税・サー
マンダリン オリエンタル マラケシュのザ・スパは、モロッコのハマムを備えるスパ。屋内プールやリラクゼーションエリアの利用も案内されており、スパとフィットネスの最低利用年齢は16歳で
このブランドのスパに多い施術
掲載施設のメニュー名から集計しました。施術名から、特徴と受け心地の解説に進めます。
参考にした資料
- Mandarin Oriental 公式:Journey Through Our History(沿革)
- Mandarin Oriental 公式:Wellness & Spa(スパの考え方)
- Wikipedia: Mandarin Oriental Hotel Group(本拠地・資本関係)
公開日: 内容確認日:
本ページはブランドの公開情報をもとにスパトリが独自に整理したもので、各ブランドとの提携関係はありません。最新の内容は公式情報をご確認ください。










