- 創業
- 1992年/ITTシェラトンが創設
- 本拠地
- 米国。マリオット傘下のブランド
- スパの名称
- 施設ごとに異なる(統一名称なし)
- スパの傾向
- 歴史的建築+土地の入浴文化
- こんな旅に
- 建物ごと味わいたい旅
- 運営グループ
- マリオット・インターナショナル系
- 関係
- 名門ホテルを束ねるマリオットのソフトブランド
- 同じグループの主なブランド
- JW マリオット、ザ・リッツ・カールトン、ウェスティン
- ブランドの本拠地
- アメリカ・メリーランド州ベセスダ(マリオット本社)
ラグジュアリーコレクションのスパとは
ラグジュアリーコレクションは、マリオット・インターナショナルのラグジュアリー部門に属するブランドです。ただし、同じ設計と同じ手順でホテルを建てていく種類のブランドではありません。もともと独立して歴史を重ねてきた名門ホテルを束ねるところに成り立ちがあり、マリオットの公式ブランド紹介でも、その土地を体現する象徴的なホテルを選び集めたものと説明されています。ブランド公式サイトが掲げるのは「Hotels that Define the Destination」(その土地を決定づけるホテル)という言葉です。
そのためスパにも、ブランドで統一された名称やメニューはありません。宮殿や邸宅、歴史的な建物をそのまま生かした施設が多く、スパもその建物の性格に沿って作られます。土地の湯を引く施設、海辺でタラソテラピーを掲げる施設、ハマムの文化を受け継ぐ施設といった具合に、その場所の入浴文化が前面に出るのがこのブランドの面白さです。
ブランドの成り立ち
始まりは1992年1月です。当時ホテル事業を手がけていたITTシェラトンが、自社のなかでも高価格帯のホテル群をまとめ、「ITTシェラトン・ラグジュアリーコレクション」と名づけました。1994年にはイタリアの名門ホテルチェーン、CIGA(Compagnia Italiana Grandi Alberghi)の経営権を取得し、ヨーロッパの歴史ある建物が一気に加わります。
その後ブランドはスターウッドへ引き継がれ、2016年にマリオット・インターナショナルがスターウッドを買収したことで現在の体制になりました。建物や運営の個性を残したまま大手の予約網に乗せるという形は、のちに各社が広げる「ソフトブランド」の先がけだったと位置づけられています。ホテル名が「〇〇, a Luxury Collection Hotel, 都市名」と、そのホテル固有の名前を先に置く形式なのも、この成り立ちを映したものです。
スパの特徴
ブランド共通のスパ名称がないぶん、施設ごとの差が大きいのがラグジュアリーコレクションです。それでも、共通して感じられる傾向はあります。
- 建物そのものが主役です。宮殿の地下、貴族の邸宅の一角、修道院だった建物の回廊など、スパの空間に歴史がそのまま残っていることがあります。
- その土地に根ざした入浴文化や素材を、メニューの中心に据えている施設が少なくありません。
- 規模は施設によって大きく異なり、トリートメントルームが数室だけの小さなスパから、プールや温浴エリアを含む大きなスパ棟までさまざまです。
- リゾート型には「〜, a Luxury Collection Resort & Spa」と名乗る施設があり、名称からスパが滞在の柱に据えられていることが読み取れます。
代表的なスパ体験
ブランド全体で共通するシグネチャートリートメントはありません。むしろ、その施設にしかない体験を用意することこそがこのブランドらしさだと言えます。土地の湯や海水、地域で古くから使われてきた植物や泥を取り入れたメニューが、施設ごとに独自の名前で組まれています。同じラグジュアリーコレクションでも、ヨーロッパの古都と東南アジアのリゾートでは、受けられる内容がまったく違うものになります。
滞在型の過ごし方という点では、建物と土地の体験にスパを組み合わせる形が中心です。たとえばオーストリアのシュロス・フシュル(Schloss Fuschl, a Luxury Collection Resort & Spa)のように、湖畔の城館とスパが一体になった施設もあります。行き先が一軒に決まったら、そのホテルのスパページを読み込むのがいちばんの近道です。
どの施設を選ぶ?
このブランドを選ぶときは、ブランド全体の傾向よりも、その建物が何だったかから考えるのが向いています。宮殿や貴族の館を改装した都市のホテルは、建築そのものを味わう滞在になりやすく、スパは小ぶりでも空間の密度が高いことがあります。歴史地区の中心に建つことも多いので、観光と組み合わせやすいのも利点です。
いっぽう、名称に「Resort & Spa」が入る施設は、スパを滞在の中心に据えられる規模を備えていることが多くなります。湖畔や海辺、山あいなど自然に開けた立地なら、温浴エリアや屋外のスペースを含めて数日かけて過ごす計画が立てられます。ヨーロッパは歴史的建築と温泉・タラソ、中東はハマム、アジアは土地の手技というように地域差も明確なので、どの文化のなかで過ごしたいかから絞り込むのも一つの方法です。
利用するときに知っておきたいこと
- スパの有無や規模は一軒ずつ違います。ブランド名ではなく、そのホテルの公式スパページを確認してから予約しましょう。
- 歴史的建築を生かした施設では、トリートメントルーム数が限られていることがあります。早めの予約が安心です。
- 宿泊していなくても利用できるスパはありますが、条件は施設によって異なります。訪問前にホテルへ直接確認してください。
- 温浴エリアやプールに年齢制限や水着着用の規定があることがあります。お子さま連れや温浴目的の場合は事前に確認しておきましょう。
- 妊娠中の方、持病のある方、けがや皮膚のトラブルがある方は、予約時にスパへ相談してください。受けられない場合や、別のメニューを案内される場合があります。
よくある質問
- ラグジュアリーコレクションはどこのグループですか?
- マリオット・インターナショナルのラグジュアリー部門に属するブランドです。1992年にITTシェラトンが創設し、スターウッドを経て、2016年のマリオットによるスターウッド買収で現在の体制になりました。
- スパの名前はブランドで統一されていますか?
- いいえ。統一されたスパ名称はなく、施設ごとに異なります。もともと独立した名門ホテルを束ねる成り立ちのため、内装もメニューも一軒ずつ違う、と考えておくのが実態に近いでしょう。
- ほかのマリオット系ブランドと何が違いますか?
- JW マリオットやウェスティンが、ブランド共通の考え方やプログラムを各地の施設で展開するのに対し、ラグジュアリーコレクションはその土地の名門ホテルの個性をそのまま残す方向です。そのぶん、どの一軒を選ぶかで体験が大きく変わります。
ラグジュアリーコレクションのスパがある施設
スパトリが掲載しているラグジュアリーコレクションのスパ5施設を地域別に紹介します。国内は3施設、海外は2施設です。
日本3施設
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このブランドのスパに多い施術
掲載施設のメニュー名から集計しました。施術名から、特徴と受け心地の解説に進めます。
参考にした資料
- The Luxury Collection 公式サイト
- Marriott International 公式サイト:ブランド一覧
- Wikipedia: The Luxury Collection(創設・CIGA・ソフトブランド)
公開日: 内容確認日:
本ページはブランドの公開情報をもとにスパトリが独自に整理したもので、各ブランドとの提携関係はありません。最新の内容は公式情報をご確認ください。




